雷電を知る3つのエピソード

はじめに

大相撲史上いまだ破られることのない、
勝率9割6分2厘という圧倒的強さ。
まさに天下無双の力士・雷電は、
江戸時代後期に信濃国小県郡大石村
(現長野県東御市)に生まれました。
その生い立ちや数々の逸話、そしてゆかりの地を辿る、
生誕250年記念サイトです。

圧倒的戦績

雷電の土俵人生は約21年間。
優勝相当成績は35場所中28回、
その勝率はなんと9割6分2厘。
これは雷電引退から200年余り経った現在でも、未だ破られていない
歴代最高記録 です。

心優しき人情家

ある一番、大関雷電が横綱小野川を投げ飛ばしたところ、お抱え藩同士の体面などから物言いがつき、勝負預かりに。
ところが小野川の母は、息子が敗れたと思い自害してしまいました。
心を痛めた雷電は、追善供養にと、赤坂報土寺へ梵鐘と鐘楼を寄進したと伝えられています。

文武両道の才人

雷電の人となりを伝えるのが2つの
「雷電日記」です。
現役中は自身の成績や地方巡業の様子などを「諸国相撲控帳」に、引退して松江藩相撲頭取になってからは自分の仕事内容などを「萬御用覚帳」に、こと細かに記しています。
読み書き、そろばん、四書五経を嗜む、文武両道の才人だったのです。

雷電探訪ツーリズム

雷電生誕の地・信州東御(とうみ)には、
雷電の生家をはじめとするゆかりの地や史跡があります。
また、北国街道のまちなみが残る「海野宿」
レストラン併設のワイナリーなども組み合わせた、
モデルコースをご紹介します。
雷電探訪ツーリズムを見る
特別企画展

スーパースター雷電と浮世絵で見る江戸時代展

今、相撲が大人気です。
その歴史をさかのぼると、それは日本神話にまでたどり着きます。
平安・鎌倉・戦国、やがて江戸時代には現在の大相撲の礎ができあがり、
そこへ突如として現れたのが、スーパースター雷電為右衛門。
本展では日本における相撲の歴史、そして雷電が活躍大人気となった江戸大相撲を、
貴重な浮世絵や資料などで紹介します。

期間 2017年7月29日(土)〜9月24日(日)/会場 長野県東御市 丸山晩霞記念館
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背景画像:「関取道中之図 秀ノ山、小柳、剣山」歌川豊国(三代)作(相撲博物館所蔵)

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