プロに教わる「Webデジタルフォト講座」第3回
ビール 編
「とうみ暮らしの風景」フォトコンテスト連動企画 全8回
「とうみグルメ」をおしゃれに美味しく
「おうちカフェ」はじめました!
この講座では毎回、おうちで美味しい「とうみの味(お持ち帰り&特産品)」を題材に
【パート1】家にあるものを再発見・活用した「テーブル・コーディネイト手引き」
【パート2】プロが撮った写真を教材にコツを教わる「カンタン撮影テクニック」
の順で撮影方法を紹介していきたいと思います。
※撮った写真はぜひ「とうみ暮らしの風景」フォトコンテストにご応募ください!
応募方法など 詳しくは https://tomikan.jp/news/tomiphotocontest3/
家で写真撮影と言うと、一見難しそう・・・と感じるかもしれませんが、実はカンタン!
ちょっとした「気をつけるポイント」をおさえて撮影すれば、
誰でもおしゃれで、SNS映えする、素敵な「カフェ写真」がどんどん撮れてしまうんです。
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第3回目もくじ
【パート1】「おうちカフェ手引き── 基本3step ビール 編」
東御市の地ビール「オラホビール」で午後の一杯を特別な一杯に!
【パート2】「カンタン撮影テクニック── 「美しいボケ」で「空気感」をつくる 編」
「美しいボケ」をつくるには、小物同士の「距離感」を出すのが大事だった。
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【パート1】
「おうちカフェ手引き──基本3step ビール編」
身近なものやおうちにあるものを使い、魅力的な「オリジナルのカフェ」のテーブルをつくりたいと思います。
【Step1 主役を決める】
今回の主役は東御市の地ビールオラホビール。
そのラインナップのなかでも、新工場オープンとともにリニューアルして注目の「ゴールデンエール」と「アンバーエール」登場。
上「ゴールデンエール」と下「アンバーエール」 オラホビール HPより転載
【Step2 ストーリーをつくる】
今日のテーマは、
ひと息ついて一杯、「縁側オラホビール」の休日
子供とキャッチボールで遊んだり、家庭菜園の世話をして汗をかいたお休みの1日。
ひと息ついて「一杯」のおいしさは格別!
ストーリーに沿って「イメージ」を広げていきます。
【Step3 イメージを組み立てる】
きりっと冷えたビールの冷たさ、スカッとした気分、すがすがしい空気と遠くにこどもたちの声。夏のゆったりした時間の流れ。
そんな「とうみの家族の風景」が浮かぶような写真にしていきたいと思います。
場所・食器・小物など、イメージに合わせておうちで「発見&活用」しながら組み合わせます。
ビールを置く場所は?
撮影協力/#248tazawa
→お父さんが庭先で遊ぶこどもを見守りながらの一杯、、、
そんな様子が伝わるのはテーブルではなく、やっぱり「縁側」!
縁側に直接ビールとおつまみを置いていきます。
真夏の季節感のために選んだ器は?
→器には竹の素材をチョイス! おつまみには、信州漬物の定番・野沢菜、地元産の落花生。
これまで、おしゃれなテーブルづくりに大事な「季節感」を演出してくれたのは「旬の草花」でした。
今回は「器」自体に、切り出した「竹」を使って、素朴で瑞々しい夏の季節感を表現してみましょう。
例えば、竹に限らず、こどもと一緒に作った木工や焼き物などの「夏休みのクラフト」を活用するのもいいアイディアです。
冷たい温度は「水滴」で演出!
→スプレー霧吹きに水を入れて缶の表面にシュシュ。缶の表面に水滴をつけす。それだけで、夏映えるキーンと「冷たい温度感」が!
まるで氷水に浸した缶ビールをぱっと取ってきたような、そんな雰囲気になります。
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【パート2】
「カンタン撮影テクニック── 「美しいボケ」で「空気感」をつくる 編」
縁側ビールの準備完了。おしゃれで「映える」カットをいよいよ撮影です。
長野県東信在住のフォトグラファー・プリチャード香里さんが撮影した教材を参考に
カメラの知識がなくてOK、誰にでも簡単に、おしゃれな写真が撮れてしまう──
そんな魔法のテクニックを伝授してもらいます。
香里さんからのアドバイス・・・・・・・・・・・・
今回はふんわり風がそよぐような、自然で心地よい「空気感」=「ボケ」に注目。
写真にこれがあるだけで、仕上がりがぐーんとプロっぽく、ストーリー性も高まります。
「モノとモノの距離感」と「カメラを構える高さ」がポイントです!
「ぼかす」にはどうするか?
→①まず実際、手前にビール、後ろにおつまみをセッティング。
それぞれ前後に離して、モノ同士を間隔をあけて置きます。
②被写体とほぼ「同じ高さ」にカメラを構えて撮影。
この画面に「ボケ」を作る最大の決め手は、カメラを構える位置です。
ビールにピントを合わせて、上方向からでも、下方向からでもなく、被写体と同じくらいの高さで撮影すると、一番遠くにあるおつまみの輪郭がぼやけて、上のような主役に目がいく1枚になります。
もしこの被写体をいつも通り「斜め上」から撮影するとどうなるか──
もちろん、問題はないですが、モノ同士の距離感が失われて、若干ぺたっと平面的な画面になるでしょう。
グラスを追加して、ビールの「おいしさ」向上
→被写体に缶とおつまみだけでもいいですが、もう一押し。
ビールの「味」を表現するには「白い泡」や「褐色の色」が欠かせません。
グラスにビールを注いでビールの「色」や「質感」を見せていきましょう。
↓おうちカフェ完成!↓
今回の撮影テクニックを使って、「美しいボケ」をつくった1枚。
カンタン・テクニックは、、、
①前後にモノ同士の間隔をあけて置きます。
②被写体とほぼ同じ高さにカメラを構えてパシャリ!
メインになるビールは、缶の柄がおもしろく印象的なので一番前に、中ほどにおつまみ、一番後ろにグラスをセッティング。
一番手前の缶にピントを合わせて、後ろに並ぶのモノの輪郭がふんわりとすると、画面全体に「奥行」がつくられます。
奥をぼかすことで、空間が広がり、縁側に風が吹き抜けていくような「自然で心地よい空気感」が写真に生まれるのです。
こんなふうに「空気」「風」を写真に表現すると、
実際は「平面」の写真なのですが、「立体感」が生まれて、全体がイキイキとしてきます。
また、「ボケ」があることで「ピント」が合っている主役が目立ち、画面がきゅっと締まってみえて、格好よく仕上がります。
ぜひ、カメラの目線を被写体と同じ高さにするルールを使って、
「美しいボケつくり」にチャレンジしてください。
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第3回のまとめ
◇ストーリー◇
ひと息ついて一杯、「縁側オラホビール」の休日
◇イメージ◇
きりっと冷えたビールの冷たさ、スカッとした気分、すがすがしい空気と遠くにこどもたちの声。夏のゆったりした時間の流れ。
◇撮影のコツ◇
自然で心地よい「空気感」は「美しいボケ」でつくる
◇主役◇
オラホビール「ゴールデンエール」「アンバーエール」
<お問合せ先・販売店舗>
「湯楽里館ワイン&ビアミュージアム」
〒389-0505 長野県東御市和3875番地(日帰り温泉施設「湯楽里館」2階)
電話 0268-75-0885 営業時間 10:00~18:00 定休日 毎週水曜日
ホームページ http://tomi-kosya.com/winebeer/
「オラホビール」
ホームページ http://tomi-kosya.com/ohlahobeer/
東御市内・購入可能店舗 「湯楽里館1階物産ショップ」
◇撮影&指導 プリチャード香里さん◇
香川県出身。11年間フォトグラファーとしてスタジオに勤務。結婚を機に長野県へ。現在は長野県東御市・小諸市・上田市を中心に家族写真や子供写真などの出張撮影をしています。
HP https://www.kaoripritchard.com/
◇撮影協力 #248tazawa◇
今回撮影地として縁側や庭をお借りしたのは「#248tazawa」。オーナーの辻さんは、大小ワイナリーの集まる東御市田沢地区で築150年の古民家を利用してシェアハウス+コミュニティスペースを運営しています。
#248tazawa blog https://tazawa248.hatenablog.com/
シェアハウス事業と並行して「食と環境を通じて信州を元気にする」をテーマにした「FOOD&ECOLOGY信州」という任意団体の活動もスタート。今年度テーマは「活用されていない空き家を利用して移住者と関係人口を増やす」
Food&ecology信州FBページ https://www.facebook.com/Foodecology%E4%BF%A1%E5%B7%9E-101437691649056
プロに教わる「Webデジタルフォト講座」 更新中
https://tomikan.jp/news/photoconws/
第1回目
スィーツ(洋菓子) 編 (2020/07 /16up)
可愛く撮るなら?
https://tomikan.jp/news/photoconws1/
第2回目
スィーツ(和菓子) 編 (2020/07/24up)
正解はどんな写真?
https://tomikan.jp/news/photoconws2/