プロに教わる「Webデジタルフォト講座」第4回
八重原米のおにぎりランチ 編
「とうみ暮らしの風景」フォトコンテスト連動企画 全8回
「とうみグルメ」をおしゃれに美味しく
「おうちカフェ」はじめました!
この講座では、おうちで美味しい「とうみの味(お持ち帰り&特産品)」を題材に
【パート1】家にあるものを再発見・活用した「テーブル・コーディネイト手引き」
【パート2】プロが撮った写真を教材にコツを教わる「カンタン撮影テクニック」
の順で撮影方法を紹介していきたいと思います。
家のなかで写真撮影と言うと、一見難しそう・・・と感じるかもしれませんが、実は工夫次第でカンタン!ちょっとした「気をつけるポイント」をおさえて撮影すれば、誰でもおしゃれで、SNS映えする、素敵な「カフェ写真」がどんどん撮れてしまうんです。
※撮った写真はぜひ「とうみ暮らしの風景」フォトコンテストにご応募ください!
応募方法など 詳しくは https://tomikan.jp/news/tomiphotocontest3/
第4回目もくじ
【パート1】「おうちカフェ手引き── 基本3step 八重原米のおにぎり 編」
東御市八重原米のおにぎりでカンタン・プレートランチ
【パート2】「カンタン撮影テクニック── 「人物」を入れて「動き」をだす 編」
おうちカフェ「物」撮り撮影に、「人」を入れてみると、果たしてどんな効果が生まれる?
【パート1】
「おうちカフェ手引き──基本3step 八重原米のおにぎり 編」
身近なものやおうちにあるものを使い、オリジナルのおしゃれな「テーブル」をつくりたいと思います。
【Step1 主役を決める】
今回は東御市八重原台地のブランド米「八重原米」が主役です。
八重原の粘土質の土壌、日照時間の長さと寒暖差が、独特の強い粘りと旨みと甘みが凝縮した深い味わいとなっています。
八重原米イメージ写真・提供/信州とうみ観光協会
【Step2 ストーリーをつくる】
冷めてもおいしい八重原米の「おにぎり」。
地味で、質素、むしろいつもなら引き立て役の「おにぎり」ですが、
そのひとくちひとくちが、本当においしい!
「どうぞ召し上がれ」のひとことが聞こえてくる、八重原米「おにぎりランチ」
お母さんの味、家庭の味、懐かしい味、、、やさしい味わいが伝わるお昼ごはん。
そんなストーリーに決定。
撮影協力/#248tazawa
【Step3 イメージを組み立てる】
おうちのなかで、イメージに合う場所を探し、食器・小物など「再発見&活用」しながらコーディネイト。
「ていねいな暮らしぶり」を感じさせる、、、、
見た目は、センスのよい田舎の古民家カフェでいただくようなワンプレートランチを目指します。
おにぎりを置く場所は「大き目の竹ザル」
→日常で使用している竹編ザル、ここでではひとり二役、お盆兼お皿として活用。おにぎり、お味噌汁、香の物を載せられる大きさを選んでおきます。編み込みの素材感が、夏らしい涼し気な雰囲気づくりにぴったり。
「葉っぱ」をお皿として使う
→葉っぱを「お皿」に見立てるにするアイディア。きれいに洗った笹や野草、野菜の葉っぱ部分、ミント、バジルなどの食用ハーブの大き目サイズ。あるいは、レタスなどの葉物野菜をキッチンハサミで好みの型にカットして、オリジナルのお皿をつくってみましょう。
グリーンの色に、つややかなお米の色が映えます。
(※ここでは、庭のふきの葉をお皿にしました)
リースふうのフラワーアレンジで華やかに
→摘んできたちょっと背丈の大きい草花をくるりと飾ります。
お盆代わりにしたザルの輪郭に沿うように添えると、華やかさアップ! おうちカフェを仕上げるのに欠かせない「季節感」もばっちり。
【パート2】
「カンタン撮影テクニック── 「手もと」を入れる 編」
おにぎりランチのコーディネイトは完璧!
長野県東信在住のフォトグラファー・プリチャード香里さんが撮影した教材を参考に
カメラの知識がなくてOK、誰にでも簡単に、おしゃれな写真が撮れてしまう──
そんな魔法のテクニックを伝授してもらいます。
香里さんからのアドバイス
前回は「美しいボケ」=「空気感」をつくるコツを学びました。
【参考】→第3回目オラホビール編 https://tomikan.jp/news/photoconws3/
今回は画面から「動き」が感じられる写真を目指してみましょう!
それには「人物」をどう入れるのかがキーポイントです。
真上から撮影 「豊な彩り」を見せる
→とはいえ、まずは基本の真上から撮影。
食材と器の彩りの楽しさや、おにぎりの三角形、器の丸、のリズミカルな構図が引き立ちます。
これでも十分素敵です。が、今回はちょっとステップアップして、写真に「動き」を演出する方法を紹介します。
「動き」を出すテクニック 人物を入れる
→画面にさらに物語性を出してくれる「動き」を感じさせたいなら、、、ズバリ「人物」を入れてみる! 家族にちょこっと協力してもらって、こんな撮り方に挑戦してみましょう。
といっても、あくまでこのシリーズでは「とうみのおいしいグルメ」が主役。人間が主役にならないよう「手もと」だけの出演にとどめます。
机にランチプレートを置くまでがシャッターチャンス。
カメラに装備された連写機能を使ってみるのもよいでしょう。
↓おうちカフェ完成!↓
縁側においたミニ机の上に配膳する寸前。奥のプレート皿にピントがきて、手前の手もとと奥の庭がボケている1枚です。
美しいボケの「空気感」に人物の手もとの「動き」が調和しています
。
カンタン・テクニックは、、、
①人物の手もとを入れる。
②横~斜め後ろに立ち、メインにするグルメにピントが合うように撮影。
「どうぞ召し上がれ・・・」
そんなひと声が聞こえてきそうな写真になりました。静止画がまるで動きだす瞬間のようです。
ぜひ家族を巻き込んで、楽しい撮影をしてみてください。
第4回のまとめ
◇ストーリー◇
「どうぞ召し上がれ」のひとことが聞こえてくる、八重原米の「おにぎりランチ」
◇イメージ◇
お母さんの味、家庭の味、懐かしい味、、、やさしい味わいが伝わるお昼ごはん。「ていねいな暮らしぶり」を感じさせる見た目は、田舎の古民家カフェでいただくようなワンプレートランチを目指します。
◇撮影のコツ◇
「手もと」を入れて、写真に「動き」を出す
◇主役◇
東御市のおいしい八重原米
販売などお問合せ先
八重原米研究会FBページ https://www.facebook.com/yaeharamai
風土リンクHP http://fudolink.co.jp/
電話 0268-67-3626
mail sasaya@po3.ueda.ne.jp
◇撮影&指導 プリチャード香里さん◇
香川県出身。11年間フォトグラファーとしてスタジオに勤務。結婚を機に長野県へ。現在は長野県東御市・小諸市・上田市を中心に家族写真や子供写真などの出張撮影をしています。
HP https://www.kaoripritchard.com/
◇撮影協力 #248tazawa◇
今回撮影地として縁側や庭をお借りしたのは「#248tazawa」。オーナーの辻さんは、大小ワイナリーの集まる東御市田沢地区で築150年の古民家を利用してシェアハウス+コミュニティスペースを運営しています。
#248tazawa blog https://tazawa248.hatenablog.com/
シェアハウス事業と並行して「食と環境を通じて信州を元気にする」をテーマにした「FOOD&ECOLOGY信州」という任意団体の活動もスタート。今年度テーマは「活用されていない空き家を利用して移住者と関係人口を増やす」
Food&ecology信州FBページ https://www.facebook.com/Foodecology%E4%BF%A1%E5%B7%9E-101437691649056
プロに教わる「Webデジタルフォト講座」 更新中
https://tomikan.jp/news/photoconws/
第1回目
スィーツ(洋菓子) 編 (2020/07 /16up)
可愛く撮るなら?
https://tomikan.jp/news/photoconws1/
第2回目
スィーツ(和菓子) 編 (2020/07/24up)
正解はどんな写真?
https://tomikan.jp/news/photoconws2/
第3回目
オラホビール 編 (2020/08/21up)
「空気感」を演出するには? https://tomikan.jp/news/photoconws3/