プロに教わる「Webデジタルフォト講座」第7回
インドア・ピクニックパーティ 編
「とうみ暮らしの風景」フォトコンテスト連動企画 全８回
「とうみグルメ」をおしゃれに美味しく
「おうちカフェ」はじめました！
この講座では、おうちで美味しい「とうみの味（お持ち帰り＆特産品）」を題材に
【パート１】家にあるものを再発見・活用した「テーブル・コーディネイト手引き」
【パート２】プロが撮った写真を教材にコツを教わる「カンタン撮影テクニック」
を紹介していきたいと思います。
・・・「とうみ暮らしの風景」フォトコンテストにご応募ください・・・
応募方法など 詳しくは https://tomikan.jp/news/tomiphotocontest3/
第６回目もくじ
【パート１】「おうちカフェ手引き── 基本3step インドア・ピクニックパーティ 編」
食べ物・飲み物・小物、たくさんのアイテムを全部盛り込んでもすっきり見せる
【パート２】「カンタン撮影テクニック── 印象は「トリミング」で変わる 編」
どんな撮影方法を使っても完成度を上げる「写真のきりとり方」を習得
【パート１】
「おうちカフェ手引き──基本3step インドア・ピクニックパーティ
編」
【Step1 主役を決める】
今回は東御市のパン屋さん「クリシェ」さんのサンドイッチや菓子パンをお持ち帰り。子供も喜ぶ「インドアピクニックパーティ」 の開催です！
今回用意したパンたちは、東御市で人気のパンやさん「クリシェ」のいろいろなタイプのパンたち。
ロールパンのたまごサンド
チキンハムとカマンベールのサンド
オレンジのタルトシュクレ
あんぱん
クロワッサン
イメージ写真 提供／パンとお菓子 クリシェ
【Step2 ストーリーをつくる】
美味しいサンドイッチと菓子パン。
気分を盛り上げて「おうちでピクニック」はどうでしょう？
室内ならお天気も寒さも関係ない。ワイワイ、お祭り気分で、子供も大人も楽しくなる、賑やかさ。
第７回は
「おうちでピクニックパーティ開催！ ニコニコ笑顔があふれるランチタイム」
そんなストーリーでいってみましょう。
【Step3 イメージを組み立てる】
おうちのなかで、イメージに合う場所を探し、食器・小物など「再発見＆活用」しながら組み合わせます。
今回は「パーティ感」「賑やかさ」がポイント。
「主役」と一緒に盛り上がる「脇役」を全部集めてコーディネイトを仕上げていきます。
「手前から後方」へ「背の順」に配置する
ピクニックと言えば、かごやバスケット、自然素材のテーブルグッズ、クッションやブランケット。
パーティと言えば、ペーパークラフトやインテリアデコレーション。
これらの要素を盛り込みながら、今回のパンたちがしっかり目立つようにするには、アイテムの「高さ」がポイント。
手前に「低い」ものを配置し、後方に向かって「高く」並べていきましょう。
「主役」を目立たせる撮影用の裏技──「傾斜」と「あげ底」
パンとサンドウイッチと、パーティぽさを盛り上げる旗や飾り、、、「賑やかさ」はそのまま「ごちゃごちゃ」した感じだけをすっきり見せる、写真撮影ならではの、ちょっとした裏技を紹介しましょう。
まずは「高さ」をつけるテクニック。食材が見やすくなるように「傾斜」をつけて、もの同士に高低差を生み出します。
例えば、ロールパンのたまごサンド、オレンジのタルトシュクレが載ったウッドボード──後ろの高さが2~3センチ高くなるよう、例えば箸置きなどをテーブルとボードの間にかませて、ほんんの少し「傾斜」をつけます。
もうひとつは、食材全景がしっかり見えるように「あげ底」するテクニック。
クロワッサン、あんぱん、チキンハムとカマンベールのサンドを入れたバスケット──そのままパンを入れると、バスケットの中にパンが埋もれて見えなくなってしまう。そこで、バスケット内を「底上げ」しましょう。ふんわり丸めた新聞紙などをバスケットに入れ、その上にキッチンクロスや布を敷いて目隠し、クロスの上にパンを載せれば出来上がり。
この「高さ」調整のひと工夫があると、それだけで「主役」がしっかり見栄えしてきます。
「映える」撮影用のテクニックとして、カンタンに取り入れられる方法なのでぜひ活用してみてください。
【パート２】
「カンタン撮影テクニック── 印象は「トリミング」で変わる 編」
コーディネイトは完成。
長野県東信在住のフォトグラファー・プリチャード香里さんが撮影した教材を参考に
カメラの知識がなくてOK、誰にでも簡単に、おしゃれな写真が撮れてしまう──
そんな魔法のテクニックを伝授してもらいます。
香里さんからのアドバイス・・・・・・・・・・・・
いままでの6回の講座で、さまざまな撮影方法を試してきました。
どんな撮影方法で撮影したとしても、最後仕上げに取り入れたいのが写真の「トリミング」です。
「伝えたいイメージ」をより鮮明にするカンタンテクニック。
「トリミング」とは？
画の上下左右の「いらない部分」を切り取ることです。
それにより、写真で伝えたいイメージをよりはっきり、鮮明にすることができます。
撮影した写真がどうもイマイチ、そんなときにも「トリミング」次第で、
写真の雰囲気が自在に変えられるのがおもしろいところです。
何を入れるのか、残すのか──
今回はそんな「トリミング」を順を追って説明していきます。
「コーディネイト全部」が入る写真
まずは出来上がったテーブルコーディネイト全体が映るように、撮影してみました。
ただこの写真だと、背景に「生活の一部」が映っています。
「トリミング」で印象を強調 ①上下
「伝えたいイメージ」=「インドア・ピクニックパーティ」を強調するために、
「いらない情報」をカットします。まずは上と下に注目。
上部分と下部分にある「日常の部屋の様子」=段ボールや食器、家具、机などをカットしましょう。
白ラインで上下をトリミング後↓
「テーブルコーディネイト」が強調されてきました。
「トリミング」で印象を強調 ②左右
さらに、左右の不要な部分に注目。
よりメインのパンや小物に視線を集めるために、左部分と右部分にある「不要な空間」をカットしてみましょう。
↓おうちカフェ完成！↓
Instagramサイズとしても認知度が高い、最近人気の正方形。
今回はSNS掲載でもよいバランスになるよう、トリミングして正方形に仕上げました。
楽しいパーティムードが伝わる「主役にフォーカス」した写真になったのではないでしょうか？
第７回のまとめ
◇ストーリー◇
「インドア・ピクニックパーティ開催！ ニコニコ笑顔があふれるランチタイム」
◇イメージ◇
「パーティ感」と「賑やかさ」。「主役」と一緒に盛り上がる「脇役」を総動員してコーディネイトを仕上げていく。
◇撮影のコツ◇
高さとあげ底効果で「主役」を目立たせる。「トリミング」のテクニックで完成度UP
◇主役◇
ロールパンのたまごサンド チキンハムとカマンベールのサンド オレンジのタルトシュクレ あんぱん クロワッサン
＜お問合せ先・販売店舗＞
お問合せ先 パンとお菓子「クリシェ」
長野県東御市祢津243-1
電話&FAX 0268-71-7622
定休日 水・木曜日
FBページ https://www.facebook.com/cliche.p.et.g
◇撮影＆指導 プリチャード香里さん◇
香川県出身。１１年間フォトグラファーとしてスタジオに勤務。結婚を機に長野県へ。現在は長野県東御市・小諸市・上田市を中心に家族写真や子供写真などの出張撮影をしています。
HP https://www.kaoripritchard.com/
プロに教わる「Webデジタルフォト講座」 更新中
https://tomikan.jp/news/photoconws/
第１回目
スィーツ（洋菓子） 編 (2020/07)
可愛く撮るなら？ https://tomikan.jp/news/photoconws1/
第２回目
スィーツ（和菓子） 編 (2020/07)
正解はどんな写真？ https://tomikan.jp/news/photoconws2/
第３回目
オラホビール 編 (2020/08)
「空気感」を演出するには？ https://tomikan.jp/news/photoconws3/
第４回目
八重原米おにぎり 編 (2020/8)
写真が「動き」出す！ https://tomikan.jp/news/photoconws4/
第５回目
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